♪ 芸術の秋 推薦映画

「ふたたび Swing Me Again」観に行ってきました。


あらすじはネタばらしを避ける意味で、敢えて書きませんが、、、


良い映画でした。
普段あまり邦画は見ないのですが、
なかなかの力作で、
もちろん音楽を、ジャズをやっている私の趣味もありますが。。。


神戸ジャズストリートの会場にもなっている、
神戸の老舗のライブハウス、ソネがポイントになっています。
出演したことのある私にとっても興味のあるところでしたが、
外観だけがソネ当地、ステージは違う場所の映像でした。
オーナー役にナベサダさん、これは良いキャスティング!
また、実際の演奏のトランペットは原朋直で、さすがに素晴らしいサウンドでした。


ストーリー的にはちょっとツッコミどころや説明不足もあったような気もするものの、
シンプルな台詞が自然で、感情移入してしまいました。
なんといっても、財津一郎の存在感が圧倒的。
全てを納得させてしまって、素晴らしい。
撮影協力に、タケモトピアノの名前があったのは、ちょっとツボでしたね〜。


一つ非常に残念だったのは、
神戸や関西が舞台なのに、一人も関西弁をしゃべらないこと!!!
よく、「京都○○事件」みたいなサスペンスドラマにもありがちなんですが、
舞台だけ関西(他のところでも)で、言葉はスタンダード、というのは、
なんか文化の中央集権化というか、納得いかないものを感じます。
関西人やから、そう思うんかな〜?
俳優さんたちは、演奏シーンの当てブリだけで精一杯ってことなんかな???


トロンボーンプレイヤー役が藤村俊二だったのですが
(ちなみに音は片岡雄三)、
おひょいさん好きな俳優さんですが(三谷幸喜作品とか絶品!)、
谷啓さんがお元気なら、すごいはまり役だったのでは?
と、思ったり。


その楽器演奏指導のクレジットに、仕事の先輩の名前を見つけて、
ちょっと嬉しかったです。


谷啓さんと言えば、NHKの「美の壷」というアート鑑賞ガイド番組で、
初期のナビゲーター役で出演していて、
BGMが徹底してジャズのスタンダードナンバー、
これもまた、良い番組です。
ちょっと話がそれちゃいましたが。