♪* 音楽にまつわる諸々…

すごく気になったので、日本放送協会に電話して意見しました。
偽ベートーベン問題について、検証番組だけでは疑問が払拭できず。
以下まとめ↓

◯音楽を専門的に学んだことがある者にとって、NHKスペシャルで取り上げられた内容は、説得力・専門性を著しく欠いている。障害・災害などの困難を乗り越えるという芸術の動機的側面が強調され過ぎていて、創作の技術的側面が皆無に近い。専門的で信頼性の高い番組を作っている放送局で、このようなことが起こり得るのか。
◯当事者の障害の有無に関しては、騙す意図を持っている方が悪い。信頼関係の上に立ってドキュメンタリー番組を制作する時には、人道的に追求しきれなくてもやむを得ない。
◯未曾有の災害の被災者を撮影するにあたり、作曲家の能力を持ち上げ感情的に訴える場面を作るために、肝心の当事者の気持ちを傷つけていて、不愉快である。全てが虚構であったことがわかった後、放送局として当事者へのフォローはなされたのか。

以上三点について、実際現場にてドキュメンタリー製作にあたった責任者の見解を伺いたい。
私自身は、NHKで好きな番組も多いし、芸術やビジネスなどの取り上げ方も評価は高いし、スポーツ中継は民放よりもNHKを積極的に選んでいる。
受信料の不払いもしていない。
しかし、会長就任会見で不適切な発言をしたトップがいることも併せ、今後も同じように日本放送協会を支持できるかどうかは、考えどころだ。



NHKさんが今後、誠実に対応していかれるのかどうか、見ものですね。



STAP細胞論文といい、ちょっと前の食品偽装問題といい、キャッチーで空っぽなお仕事オンパレードには、悲しくなります…
本当のプロフェッショナルの現場って、地味で正直他人にお見せできるものじゃない。
でも、ホンモノを追求して、いい仕事ができる人に、私はなりたいなぁ。